個別指導塾選びで迷われていますか?本記事では、最先端のAI技術を活用した「個別指導WAM」と都立・公立高校受験に特化した5教科完全対応の「コノ塾」を徹底比較します。両塾の指導法、料金体系、サポート内容など多角的に分析し、お子様にぴったりの環境を見つけるためのポイントを解説します。
【個別指導塾WAM vs コノ塾】両塾の基本情報比較
まずは、WAMとコノ塾の基本情報を表で整理してみましょう。
項目 | 個別指導WAM | コノ塾 |
---|---|---|
創業・実績 | 20年以上の指導実績 | 2021年創業、急速に拡大中 |
教室数 | 全国180教室以上 | 94校(2021年2校→現在94校) |
指導形態 | 個別指導(1〜4人) | タブレット映像授業+講師サポート |
特徴的な指導法 | AIと講師の融合による「次世代型個別指導」 | 「予習→学校の授業→復習」の学習サイクル |
コース特徴 | 科目別に選択可能 | 5教科完全対応の定額制 |
成績向上実績 | 定期テスト20点アップ保証 | 91.4%の生徒が定期テストで50点以上アップ |
高校合格実績 | 記載なし | 2024年度都立高校合格率83% |
対象学年 | 小学生〜高校生 | 主に中学生(小5・6も対応) |
WAMは20年以上の実績を持ち、全国300教室以上を展開する大手個別指導塾です。一方、コノ塾は2021年創業と比較的新しいものの、わずか4年で94校まで拡大した急成長中の塾です。両塾とも高い成績向上実績を持ちますが、指導形態や対象科目の考え方に大きな違いがあります。
【個別指導塾WAM vs コノ塾】指導方法とメソッドの比較
WAMの「次世代型個別指導」
WAMの指導法の核心は「AIと講師の融合」です。特徴的なのは以下の点です。
- AI活用の学習分析:AIがお子様の解答データを問題ごとに分析し、つまずきの原因となる単元を科学的に特定
- もどり学習:何学年でも遡って学習できる「もどり学習」で、基礎からしっかり補強
- 適性に合わせた指導:ベテラン講師がお子様の性格や学習スタイルを見極め、最適な指導法を提案
- 継続性重視:同じ講師が継続して担当することで信頼関係を構築
WAMでは講師とのマンツーマン指導を重視し、AIテクノロジーを活用して弱点分析を行う点が特徴的です。
コノ塾の「タブレット+講師ハイブリッド指導」
コノ塾はタブレット映像授業と講師サポートを組み合わせたハイブリッド方式を採用しています:
- 予習中心の学習サイクル:「予習→学校の授業→復習」のサイクルで理解度を深める
- タブレット映像授業:5〜10分の映像授業で基本的な知識を習得
- 講師によるサポート:映像学習後、講師が巡回して質問対応や問題演習をサポート
- 5教科完全対応:都立・公立高校入試に必要な5教科すべてを定額で学べる
コノ塾では講師1名につき生徒6名程度の少人数指導体制で、タブレット学習を基本としながらも質問しやすい環境が整っています。
両塾の指導方法比較表
指導メソッドの特徴 | 個別指導WAM | コノ塾 |
---|---|---|
指導の中心概念 | AIと講師の融合による次世代型個別指導 | タブレット映像授業と講師サポートのハイブリッド方式 |
学習分析 | AI活用による科学的なつまずき分析 | 教室長による定期面談と「カルテ」作成 |
学習の基礎固め | 「もどり学習」で過去の学年に遡る | 予習型学習で学校授業の理解度を高める |
講師との関係 | 同じ講師が継続担当し信頼関係構築 | 教室長が定期面談を実施し学習状況を把握 |
指導形態 | 講師による直接指導を重視 | タブレット学習中心で講師は巡回サポート |
対象科目 | 1科目から選択可能 | 5教科一括カリキュラム |
【個別指導塾WAM vs コノ塾】料金体系の比較
料金は塾選びの重要な判断材料です。両塾の料金体系を比較してみましょう。
WAMの料金体系(40分コース例)
- 中学1〜2年生:月額7,600円(税込)〜
- 中学3年生:月額8,400円(税込)〜
※授業時間は90分コースも選択可能※科目数や受講回数により料金が変動※入会金や教材費など詳細は教室にお問い合わせ
コノ塾の料金体系
コース | 対象 | 月額料金(税込) | 特徴 |
---|---|---|---|
小学生コース | 小学5・6年生 | 17,600円 | 学習習慣と基礎力の定着 |
中学1・2年生コース | 中学1・2年生 | 26,400円 | 内申点向上と定期テスト対策 |
中学3年生コース(前期) | 中学3年生(3〜8月) | 26,400円 | 内申点対策と入試準備 |
中学3年生コース(後期) | 中学3年生(9〜2月) | 42,240円 | 入試対策強化 |
※別途:入会金16,500円、教材費(中1・2:14,000円、中3:15,400円)、維持管理費2,640円/月
料金の考え方の違い
WAMは1科目から選択可能で、科目数や授業回数に応じて料金が変動する従来型の個別指導塾の料金体系です。一方、コノ塾は5教科すべてを一括で指導する定額制となっています。
コノ塾の公式情報によれば「一般的な個別指導塾では1科目あたり12,000〜15,000円かかるケースが多いなか、コノ塾では5教科で26,400円という明確な料金体系を実現している」とのことです。つまり、複数科目を受講する場合はコノ塾の方がコストパフォーマンスが高い可能性があります。
【個別指導塾WAM vs コノ塾】コース内容の比較
WAMの中学生向けコース
コース名 | こんなお子様におすすめ | 特長と具体的な指導内容 |
---|---|---|
公立高校入試対策 | ・志望校合格を目指す ・苦手科目を克服したい ・公立の難関校を目指している | ・教科書レベルの完全理解を土台にした受験対策 ・地域の公立高校入試傾向に合わせた志望校別戦略 ・5教科基本コース、苦手科目克服コースなど |
私立高校入試対策 | ・難関私立を目指す ・3教科に絞って対策したい ・併願校も含めた戦略が欲しい | ・志望校の過去問分析に基づく出題傾向別対策 ・各私立高校の独自入試パターンに合わせた専門的指導 ・私立高校特有の小論文・面接対策も充実 |
定期テスト対策 | ・テストの点数を上げたい ・学習計画が立てられない ・勉強の仕方がわからない | ・学校別・教員別の出題傾向を熟知した効率的な対策 ・テスト2週間前からの集中対策授業 ・暗記のコツや効率的な学習法の指導 |
中高一貫校内申対策 | ・内申点を上げたい ・授業進度についていけない ・内部進学を有利にしたい | ・中高一貫校特有の速い授業進度に対応した指導 ・学校の特色や評価基準に合わせた専門的対策 ・総合的な内申対策 |
コノ塾の中学生向けコース
コノ塾は学年別のコースが基本となります。中学生は基本的に5教科一括対応となっており、以下のようにカリキュラムが組まれています:
- 中学1・2年生コース:内申点向上と定期テスト対策を中心に、学力の基盤を固める
- 中学3年生コース(前期):内申点対策と入試準備の両立
- 中学3年生コース(後期):入試対策を強化し、志望校合格へと導く
コノ塾の大きな特徴は「予習→学校の授業→復習」というサイクルです。塾で予習することで学校の授業が復習の場となり、2回学習することで理解が深まるという考え方です。学年ごとに一括したカリキュラムとなっているため、各科目のバランスを保った学習が可能です。
【個別指導塾WAM vs コノ塾】サポート体制の比較
生徒と保護者へのサポート体制も、塾選びの重要なポイントです。
サポート項目 | 個別指導WAM | コノ塾 |
---|---|---|
生徒へのサポート | ・AIによる弱点分析 ・もどり学習で基礎から補強 ・自習ノートを活用した計画立案 ・自習室完備 | ・「カルテ」による学習計画作成 ・クリアテストで理解度確認 ・定期テスト前に重点対策 ・自習室完備 |
保護者へのサポート | ・定期面談による学習状況の共有 ・写真付き入退室メール通知 ・学習状況の定期的な報告 | ・教室長との定期面談 ・StudyPlusアプリで学習状況可視化 ・テスト結果分析レポート |
家庭学習サポート | ・「自習ノート」で計画立案と実行 ・具体的な計画力を養成 ・「質問力」の向上 | ・StudyPlusアプリで勉強時間を記録 ・「モノグサ」アプリで英単語や漢字の暗記学習 ・教室長による日々のフィードバック |
テスト対策 | ・地域密着型の学校別テスト対策 ・学校別の過去問分析 ・テスト2週間前からの集中対策 | ・学校別の定期テスト分析 ・テスト2週間前から復習に切り替え ・クリアテストで弱点克服 |
WAMの特徴的なサポート
WAMでは「自習ノート」を活用した計画立案と実行の習慣づけに力を入れています。「何を」「どう」「いつまでに」学ぶかの具体的な計画力を養成し、自分が「わからない点」を明確にする「質問力」の向上も図ります。また、小さな成功体験の積み重ねによる自信とやる気の向上を重視しています。
特筆すべきは「オンライン家庭教師WAM」というサービスで、通塾が難しい方でも双方向の対話形式で質の高い個別指導を受けることができます。
コノ塾の特徴的なサポート
コノ塾では教室長との定期的な面談を通じて、生徒一人ひとりの学習状況に合わせた「カルテ」を作成します。1〜2週間に1回、教室長と生徒が1対1で面談し、学習の振り返りや目標設定、具体的な学習計画を立てます。
「StudyPlus(スタディプラス)」アプリを活用して勉強時間を記録・可視化し、教室長が日々フィードバックを提供する点も特徴的です。また、「モノグサ」アプリでは英単語や漢字の暗記学習をゲーム感覚で進められるようになっています。
【個別指導塾WAM vs コノ塾】通塾のしやすさと柔軟性
部活や習い事と両立しながら効果的に学習を進めるためには、通塾のしやすさや時間割の柔軟性も重要なポイントです。
通塾システム | 個別指導WAM | コノ塾 |
---|---|---|
振替制度 | 柔軟な振替制度で部活動との両立をサポート | 授業の振替が可能 |
自習利用 | 教室開放時間内ならいつでも利用可能 | 自習スペース完備 |
部活との両立 | 部活終わりの夕方・夜間の時間帯にも対応可能 | 在籍生徒の90%以上が部活動と両立 |
オンライン対応 | オンライン家庭教師WAMを提供 | 記載なし |
WAMの通塾システム
WAMでは、柔軟な振替制度で部活動や学校行事との両立をサポートしています。教室開放時間内ならいつでも利用できる自習室や、効率的な学習計画で限られた時間を最大限に活用する方法の指導も行っています。また「オンライン家庭教師WAM」では、お住まいの近くに教室がない方や、部活や習い事で通塾時間の確保が難しい方でも質の高い指導を受けることができます。
コノ塾の通塾システム
コノ塾の在籍生徒の90%以上が部活動に所属しているとのことで、部活動との両立を重視したシステムが整っています。「部活動で帰宅時間が遅い」「練習試合が入っている」場合でも、生徒の生活に合わせた通塾スタイルを提案し、授業の振替も可能となっています。
【個別指導塾WAM vs コノ塾】口コミと評判の比較
実際に通塾している生徒や保護者の声を比較してみましょう。
WAMの口コミ・評判
高評価の声
- 指導方法:「子どものペースに合わせた丁寧な指導で、苦手だった数学が得意科目になりました」
- AI活用:「AIによる分析で、思いもよらなかった小学4年生の分数のつまずきが見つかり、そこから取り組んだことで計算力が格段に向上しました」
- 理解度:「単に問題の解き方だけでなく、なぜそうなるのかという本質的な理解を促す指導法に感銘を受けています」
- 運営体制:「部活と両立できるよう振替制度が柔軟」「自習室をいつでも使える」「アットホームな雰囲気」
改善を望む声
- 講師の質:「講師によって教え方に差がある」「講師が変わることがある」
- 料金面:「季節講習の料金が別途必要」
- 環境面:「教室によっては混雑時に少し騒がしくなる」
コノ塾の口コミ・評判
高評価の声
- 指導方法:「予習型の学習で学校の授業がよく理解できるようになった」「5教科幅広くフォローしてもらえる」
- 講師対応:「塾長が親身になってくれる」「わからないところをその場で質問し、その日のうちに解決する」
- コスパ:「5教科みてもらえて月謝もリーズナブル」「振替も柔軟で無駄がない」
- 環境:「区切られたブースで学習に集中できる」「イヤホン使用でタブレット授業に集中できる」
改善を望む声
- 指導形態:「個別と言いつつ講師は巡回型」「講師によって教え方の質にばらつきがある」
- 科目の扱い:「国語は定期テスト前のみ」という声
- 設備:「人数が増えると自習室が使いにくい」「空調のムラがある」
- 料金:「中3後期になると値段が上がる」「季節講習や追加費用がかさむ」
【個別指導塾WAM vs コノ塾】おすすめの生徒像
すべての生徒に合う塾はなく、お子様の性格や学習スタイル、目標によって適した塾は異なります。
WAMにおすすめの生徒像
- つまずきの原因を科学的に特定したい生徒:AIによる解答分析で弱点を特定し、効率的に克服したい生徒
- 基礎からしっかり固めたい生徒:過去の学年に遡って基礎から学び直したい生徒
- マンツーマン指導を求める生徒:講師との直接的なやり取りを重視する生徒
- 特定の科目に集中したい生徒:一部の科目だけを集中的に強化したい生徒
- 自分で学ぶ力を身につけたい生徒:計画立案と実行の習慣づけを重視する生徒
コノ塾におすすめの生徒像
- 5教科バランスよく学びたい生徒:都立・公立高校入試に向けて全科目をカバーしたい生徒
- 予習型学習を好む生徒:予習で学校の授業理解度を高めたい生徒
- タブレット学習が好きな生徒:映像授業と演習の組み合わせが合う生徒
- 都立高校志望の生徒:内申点アップと入試対策を両立したい生徒
- 部活と両立したい生徒:柔軟な時間設定で無理なく通塾したい生徒
おすすめしない生徒像の比較
WAMに向かない可能性がある生徒 | コノ塾に向かない可能性がある生徒 |
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5教科すべてをカバーしたい生徒 | 特定科目だけを集中的に学びたい生徒 |
タブレット学習が好きな生徒 | 常に講師のサポートを必要とする生徒 |
コストを重視する生徒(複数科目の場合) | 競争環境を求める生徒 |
予習型学習を好む生徒 | 難関私立高校志望の生徒 |
【個別指導塾WAM vs コノ塾】両塾の強みとこだわり
両塾の特徴的な強みとこだわりをまとめてみましょう。
項目 | WAMの強み | コノ塾の強み |
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指導の特徴 | AI活用による科学的な弱点分析 | 5教科フルカバーの特化型個別指導 |
学習スタイル | 「もどり学習」で基礎から徹底理解 | 予習中心の学習サイクルで学校授業の理解度向上 |
成績保証 | 定期テスト20点アップ保証 | 91.4%の生徒が定期テストで50点以上アップ |
料金体系 | 1科目から選択可能で柔軟 | 5教科定額制で明朗会計 |
高校入試対策 | 志望校別の戦略的対策 | 都立・公立高校入試に特化した対策(83%の合格率) |
デジタル活用 | AIによる学習分析 | タブレット映像授業とアプリを活用した学習管理 |
WAMのこだわりポイント
WAMは「AIと講師の強みを活かした学習分析」にこだわっています。AIがお子様の解答データを問題ごとに分析し、つまずきの原因となる単元を科学的に特定。何学年でも遡って学習できる「もどり学習」で、基礎からしっかり補強します。
「自分で学ぶ力」の育成にも注力しており、「自習ノート」を活用した計画立案と実行の習慣づけや、「質問力」の向上も図っています。「オンライン家庭教師WAM」という選択肢も用意し、通塾が難しい生徒にも質の高い指導を提供する点が特徴的です。
コノ塾のこだわりポイント
コノ塾は「都立・公立高校入試に必要な5教科をフルカバーする定額制」にこだわっています。多くの個別指導塾が1〜2科目の指導に限定される中、コノ塾では英語・数学・国語・理科・社会の5教科を定額で学べるシステムを採用。各教科のバランスを整えながら内申点向上と入試対策を同時に進められます。
「予習→学校の授業→復習」というサイクルを重視し、塾で予習することで学校の授業が復習の場となる効率的な学習方法を採用しています。教室長との定期面談で作成する「カルテ」により、明確な学習計画で「今この瞬間にやるべきこと」を意識させる点も特徴です。
【個別指導塾WAM vs コノ塾】自分のお子様に合った塾選びのポイント
WAMとコノ塾はどちらも個性的な特徴を持つ個別指導塾ですが、お子様一人ひとりの状況や目標によって適した塾は異なります。最後に、塾選びのポイントをまとめます。
以下の場合はWAMがおすすめ
- AIを活用した科学的アプローチを求める場合:つまずきの根本原因を特定して効率的に克服したい
- 苦手科目の克服に集中したい場合:特定科目だけを重点的に学習したい
- 基礎からじっくり学び直したい場合:過去の学年に遡って学習したい
- 講師との対話を重視する場合:直接指導を多く受けたい
- オンライン学習の選択肢も欲しい場合:通塾が難しい時期があっても継続して学習したい
以下の場合はコノ塾がおすすめ
- 5教科をバランスよく学びたい場合:都立・公立高校受験に向けて全科目をカバーしたい
- コストパフォーマンスを重視する場合:複数科目を学ぶならリーズナブルな定額制が魅力
- 予習型学習で学校の授業理解度を高めたい場合:学校の授業が復習の場となるサイクルを作りたい
- タブレット学習が合う場合:映像授業のメリットを活かしたい
- 部活動との両立に不安がある場合:90%以上の生徒が部活と両立している実績に安心感がある
最終的な判断には、両塾の無料体験授業を受けてみることをおすすめします。実際の授業を体験し、教室の雰囲気や指導方法との相性を確かめることで、お子様に最適な学習環境を見つけることができるでしょう。
両塾とも成績向上に関する高い実績を持っていますが、指導方法や料金体系、重視するポイントが大きく異なります。お子様の学習スタイルや目標に合った選択をすることで、学習効果を最大化し、志望校合格への道を歩んでいただければと思います。
【免責事項】 本記事は2025年3月の情報に基づいて作成しています。実際の料金やコース内容、合格実績は変更されている可能性がありますので、最新情報は各塾の公式サイトや説明会でご確認ください。