都立調布南高校の進路・大学合格実績(国公立・私立)

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都立調布南高校は毎年安定した進学実績を誇る都立高校として知られています。国公立大学から私立大学まで幅広い大学への合格実績があり、特にGMARCHや日東駒専といった中堅以上の私立大学への進学が多いのが特徴です。2024年(令和6年3月卒)の45期生も多くの大学に合格しており、きめ細かな3年間の進路指導プログラムの成果が表れています。本記事では調布南高校の進路状況と大学合格実績について詳しく紹介します。

目次

都立調布南高校の進路|2024年(令和6年3月卒)

大学・短期大学・専門学校への合格状況

進学先人数内訳
短期大学2名駒沢女子短期大学(1名)、日本大学短期大学部(1名)
専門学校15名都立府中看護専門学校(3名)、都立南多摩看護専門学校(2名)、慈恵第三専門学校(2名)、その他各校(1名)

多くの生徒が4年制大学へ進学する一方で、看護や美容などの専門分野を学ぶ専門学校への進学者も一定数いることが特徴です。特に看護系専門学校への進学者が多く見られます。

都立調布南高校の大学合格実績|2024年(令和6年3月卒)

2024年3月卒業の45期生は、国公立大学から私立大学まで幅広い大学に合格しています。特に以下のような特徴があります。

  • 国公立大学への安定した合格者数:14名(現役13名、既卒1名)
  • GMARCHなどの準難関私立大学への多数の合格:67名(現役64名、既卒3名)
  • 日東駒専など人気私立大学への高い合格実績:136名(現役)

これらの結果から、都立高校としては高い進学実績を維持していることがわかります。

都立調布南高校の主な合格大学別人数|2024年(令和6年3月卒)

国公立大学

大学名合格者数
東京都立大学5名(現役4名、既卒1名)
筑波大学2名
国立看護大学校2名
その他(埼玉大学、東京学芸大学、東京海洋大学、前橋工科大学、長野大学、防衛大学校)各1名
合計14名

早慶上理(難関私立大学)

大学名2023年度(45期)
早稲田大学2名(浪人)
慶應義塾大学0名
上智大学0名
東京理科大学0名
合計2名

2023年度の早慶上理への合格者は2名で、すべて早稲田大学への浪人合格です。過去5年間では2020年度に12名、2022年度に8名と、年度によって変動がみられます。

GMARCH(準難関私立大学)

大学名合格者数
中央大学18名
法政大学16名(現役15名、既卒1名)
立教大学12名
明治大学9名
学習院大学8名(現役7名、既卒1名)
青山学院大学4名(現役3名、既卒1名)
合計67名(現役64名、既卒3名)

成成明学國武(人気中堅私立大学)

大学名合格者数
成蹊大学16名
武蔵大学14名
成城大学5名
國學院大学4名
明治学院大学3名
合計42名

日東駒専(人気私立大学)

大学名合格者数
日本大学45名
東洋大学38名
専修大学38名
駒澤大学15名
合計136名

都立調布南高校の大学群別合格者数の推移|2020年~2024年

5年間の合格実績推移を見ると、各大学群で安定した合格者数を出していることがわかります。

合格者数推移表

大学群2019年度
(2020年3月卒)
2020年度
(2021年3月卒)
2021年度
(2022年3月卒
2022年度
(2023年3月卒)
2023年度
(2024年3月卒)
国公立大学7名13名12名11名14名
早慶上理4名12名3名8名2名
GMARCH55名121名80名78名67名
成成明國武29名72名52名38名42名
日東駒専86名135名165名138名136名

この推移から以下のことが言えるでしょう。

  • 国公立大学への合格者数は10名前後で安定している
  • 早慶上理への合格者数は年度によって変動があり、2020年度に最も多かった
  • 2020年度は特にGMARCHと成成明國武の合格者が多かった
  • 日東駒専グループへの合格者は常に多く、安定した実績がある

早慶上理合格者数の詳細推移

大学名2019年度
(2020年3月卒)
2020年度
(2021年3月卒)
2021年度
(2022年3月卒)
2022年度
(2023年3月卒)
2023年度
(2024年3月卒)
早稲田大学1名9名0名3名2名(浪人)
慶應義塾大学0名2名0名0名0名
上智大学0名1名0名2名0名
東京理科大学3名0名3名3名0名
合計4名12名3名8名2名

早慶上理の中では早稲田大学と東京理科大学への合格者が比較的多い傾向にあります。

都立調布南高校の3年間の教育・進路指導プログラム

調布南高校では、「3年間を通して、自ら学ぶ意欲や主体性を高め、他者と協働する能力を養い、『自立した人間』を目指す」という理念のもと、体系的な進路指導を行っています。

学年別進路指導テーマと目標

学年進路テーマ主な目標
1年次自己理解と職業・社会理解• 自己の興味関心、適性を知り、自己理解を深める
• 職業や社会について広い視野から理解を深める
• 学びの質を高め、やり抜く力を身につける
2年次学問・大学研究と科目選択• 上級学校と職業についての理解を深め、目標を明確にする
• 希望する大学の入試科目を調べ、選択科目を決定する
• 自分が身につけるべき能力を知り、志望理由を明確にする
3年次実力養成と進路実現• 進路実現のための具体的計画を立て実行する
• 自学自習の学習スタイルを確立する
• “半教半学”の精神で学び合い、定着を図る

主な進路行事

各学年で特色ある進路行事が実施されています。

1年次の主な行事

  • 進路オリエンテーション
  • チームコンセンサス・ワークショップ
  • 職業人インタビューワークショップ
  • 各種進路ガイダンス(看護医療系、就職・公務員、専門学校)

2年次の主な行事

  • 学問・学術研究(科目選択指導)
  • 大学入試科目研究
  • 志望理由書研修会・模試
  • 進路保護者会

3年次の主な行事

  • 共通テスト対策模試
  • 面接指導
  • 三者面談
  • 受験対策講座
  • 大学入学共通テスト結果出願指導

特色ある進路指導

調布南高校の進路指導には以下のような特色があります。

  1. 段階的な進路テーマ設定:各学年に応じた進路テーマを設定し、3年間で体系的に指導
  2. 多様な進路ガイダンス:看護医療系、就職・公務員、専門学校など多様な進路に対応 大学別・学部別の詳細なガイダンスの実施
  3. きめ細かな個人面談制度:各学年で複数回の個人面談を実施 三者面談による家庭との連携強化
  4. 実践的なワークショップ:チームコンセンサス・ワークショップ 職業人インタビューワークショップ プレゼンテーションワークショップ
  5. 計画的な模試実施:ベネッセや河合塾など複数の模試を計画的に実施

体系的な進路指導が実を結ぶ確かな進学実績

都立調布南高校は、3年間の体系的な進路指導プログラムを通じて生徒の進路実現をサポートし、国公立大学から私立大学まで幅広い大学への合格実績を出しています。特に2024年3月卒業の45期生では、国公立大学に14名、早慶上理に2名、GMARCHに67名、成成明國武に42名、日東駒専に136名の合格者を出しており、都立高校としては高い進学実績を誇っています。

各大学群への合格実績は年度によって変動がありますが、GMARCHや日東駒専といった中堅私立大学を中心に安定した実績があります。「自己理解」から始まり「学問・大学研究」を経て「進路実現」へと導く指導体制により、生徒一人ひとりが自らの適性と希望に合った進路選択ができるよう支援されています。この結果、調布南高校は都立高校の中でも進学実績が良く、生徒の多様な進路希望に応える学校として評価されています。


<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。

・調布南高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/chofuminami-h/

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この記事を書いた人

教員免許保有(小学校教諭1種、中学校・高校保健体育)の40代サラリーマン。現在高校生の息子の高校受験時に生来のオタク気質をこじらせ首都圏の私立・都立高校を調べた結果、都立高校のコスパの良さに驚愕。現在小学生の娘の高校受験に備えての備忘録がてら、都立高校の魅力を発信していくために「都立高のトリセツ」を開設。

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