東京都立町田高等学校は、国公立大学を目指す進学校として、学習面や進学指導に力を入れています。1929年に私立町田女学校として創立され、1948年に東京都立町田高等学校として再設立されました。2007年には進学指導特別推進校に指定され、土曜には難関国公立大学を目指す生徒向けの特進講習を実施しています。また、学力向上を目的とした各種講習も長期休暇中に開かれています。
町田高校では、2年次までは文系と理系に分けず、全生徒がバランスの取れたカリキュラムを履修します。英語や数学、国語、理科、社会の一部授業では習熟度別指導が導入され、個々の学力に合わせた学習が進められます。また、授業では大学レベルの内容も扱い、探究心や思考力の向上を図っています。さらに、進学指導アドバイザーの支援を受け、進学指導の質を高める取り組みが進行しています。
例年東京都立大学への進学が多い町田高校の、2024年度の大学合格実績についてみていきましょう。
【2024年度】都立町田高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
東京大学 | 0 | 0 | 0 |
京都大学 | 0 | 1 | 1 |
一橋大学 | 2 | 0 | 2 |
東京工業大学 | 3 | 0 | 3 |
国公立大学医学部 | 0 | 0 | 0 |
合計(医学部重複除く) | 5 | 1 | 6 |
この表は、2024年度の都立町田高校における最難関国公立大学(東京一工+医学部)の合格者数を示しています。
注目すべき点として、東京工業大学へ3名、一橋大学へ2名の現役生が合格を果たしました。これは同校の理系と文系双方での強みを示しています。一方、京都大学には1名の浪人生が合格を勝ち取りました。
しかし、東京大学と国公立大医学部への合格者は出ませんでした。この結果は、同校の進学指導における今後の課題を浮き彫りにしているかもしれません。
総合すると、医学部の重複を除いて6名が合格しており、そのうち5名が現役生、1名が浪人生でした。この実績は、都立町田高校が最難関大学への進学に一定の成果を上げていることを示していますが、同時に更なる飛躍の余地も残されていることを示唆しています。
都立町田高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)の現役合格者と現役生に占める大学別人数比の推移


※2020年度はデータが見つけられなかったため、0%としています。
都立町田高校の最難関国公立大学(東京一工+医学部)への現役合格者数の推移を2020年から2024年まで分析した結果、以下のような傾向が見られます。
- 2021年は現役合格者がゼロでした。この年は最難関大学への進学に苦戦した年だったと考えられます。
- 2022年に成果が現れ、一橋大学に2名の現役合格者を出しました。在校生315名中0.6%という割合で、難関大学への道が開かれ始めた年といえるでしょう。
- 2023年は東京工業大学に1名の合格者を出しました。前年より数は減少したものの、合格先が文系の一橋大学から理系の東京工業大学に変わり、学校の進学指導の幅が広がったことがうかがえます。在校生310名中0.3%の合格率でした。
- 2024年は飛躍の年となりました。一橋大学に2名、東京工業大学に3名、計5名の現役合格者を出し、合格者数・合格率ともに過去5年間で最高を記録しました。在校生317名中1.6%という高い合格率は、学校の進学指導が実を結んだ証といえるでしょう。
しかし、5年間を通じて東京大学、京都大学、国公立医学部への現役合格者は出ていません。これらの超難関大学・学部への対策が今後の課題となる可能性があります。
全体的な傾向として、都立町田高校の最難関大学への現役合格実績は年々向上しており、特に直近の2024年は大きな成果を上げています。一橋大学と東京工業大学への合格に強みを持つようになってきた一方で、東京大学や医学部への対策強化が今後の発展につながる可能性があります。
この5年間の推移は、都立町田高校が着実に進学指導を改善し、生徒の学力向上に成功していることを示唆しています。今後も、この上昇傾向が続くかどうか、また新たな難関大学への挑戦がどのように展開されるかが注目されるところです。
【2024年度】都立町田高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKY合格者数
旧帝大(旧帝国大学)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
北海道大学 | 2 | 1 | 3 |
東北大学 | 0 | 0 | 0 |
名古屋大学 | 0 | 0 | 0 |
大阪大学 | 0 | 0 | 0 |
九州大学 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 2 | 1 | 3 |
TOCKY合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
筑波大学 | 0 | 0 | 0 |
お茶の水女子大学 | 0 | 0 | 0 |
千葉大学 | 0 | 1 | 1 |
横浜国立大学 | 1 | 2 | 3 |
神戸大学 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 1 | 3 | 4 |
2024年度の都立町田高校の旧帝大(東大・京大除く)およびTOCKY(東京外国語大学、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学、神戸大学)への合格実績が発表されました。
旧帝大(旧帝国大学)の合格状況を見ると、北海道大学に3名の合格者が出ており、そのうち2名が現役生、1名が浪人生でした。一方、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学への合格者は出ていません。旧帝大全体では、現役生2名、浪人生1名の計3名が合格しています。
TOCKY合格者数では、横浜国立大学が最も多く3名の合格者を出しており、そのうち1名が現役生、2名が浪人生でした。千葉大学には1名の浪人生が合格しています。一方、東京外国語大学、お茶の水女子大学、神戸大学への合格者はありませんでした。TOCKY全体では、現役生1名、浪人生3名の計4名が合格しています。
この結果から、都立町田高校の2024年度の実績として、北海道大学と横浜国立大学への合格に特に強みがあることがわかります。また、現役生よりも浪人生の方が多く合格している点も特徴的です。全体的に見ると、旧帝大とTOCKYを合わせて7名の合格者を出しており、難関大学への進学実績を着実に積み上げていることが窺えます。
ただし、東北大学や名古屋大学、大阪大学など、他の有力な旧帝大への合格者が出ていない点は、今後の課題となる可能性があります。同様に、TOCKYの中でも東京外国語大学やお茶の水女子大学への合格者がいない点も、今後の進学指導において注目すべき点かもしれません。
都立町田高校の旧帝大(東大・京大除く)+TOCKYの現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移


※2020年度はデータが見つけられなかったため、0%としています。
この画像は、都立町田高校の旧帝大(東大・京大除く)とTOCKY(東京外国語大学、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学、神戸大学)への現役合格者数の5年間(2020年~2024年)の推移を示しています。※2020年の情報が見つけられなかったため、実際の傾向分析は2021年から始まります。
- 2021年は合計7名の現役合格者を出し、特に北海道大学(2名)と横浜国立大学(3名)が目立ちます。この年の現役合格率は2.3%でした。
- 2022年は飛躍の年となり、合計13名もの現役合格者を輩出しました。北海道大学(3名)、名古屋大学(1名)、筑波大学(1名)、お茶の水女子大学(1名)、千葉大学(1名)、横浜国立大学(6名)と、幅広い大学に合格者を出しています。現役合格率も4.2%と、5年間で最高を記録しました。
- 2023年は合格者数が減少し、3名(筑波大学1名、お茶の水女子大学1名、横浜国立大学1名)となりました。現役合格率は1.0%に下がっています。
- 2024年は若干の回復が見られ、3名の現役合格者(北海道大学2名、横浜国立大学1名)を出しました。現役合格率は0.9%でした。
全体的な傾向として、北海道大学と横浜国立大学への合格に強みがあることが分かります。一方で、名古屋大学、九州大学、東京外国語大学、神戸大学への現役合格者は5年間を通じて出ていません。
また、年度によって合格者数の変動が大きいことも特徴的です。特に2022年の大幅な増加と、その後の減少は注目に値します。
この推移から、都立町田高校の難関大学への進学指導は一定の成果を上げていますが、年度によって結果にばらつきがあることが分かります。今後は、安定した合格者数の確保と、より幅広い大学への合格を目指した取り組みが期待されるでしょう。
【2024年度】都立町田高校の関東主要国公立大学合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
茨城大学 | 0 | 0 | 0 |
宇都宮大学 | 0 | 0 | 0 |
群馬大学 | 0 | 0 | 0 |
埼玉大学 | 0 | 0 | 0 |
東京藝術大学 | 0 | 0 | 0 |
電気通信大学 | 0 | 0 | 0 |
東京医科歯科大学 | 0 | 0 | 0 |
東京外国語大学 | 0 | 1 | 1 |
東京学芸大学 | 3 | 0 | 3 |
東京農工大学 | 2 | 0 | 2 |
東京海洋大学 | 0 | 0 | 0 |
東京都立大学 | 27 | 1 | 28 |
横浜市立大学 | 1 | 2 | 1 |
関東主要国公立大学_合計 | 33 | 2 | 35 |
2024年度の都立町田高校における関東主要国公立大学の合格実績をまとめました。この結果から、同校の進学状況について以下のような特徴が見られます。
最も目立つのは東京都立大学への合格者数で、現役27名、浪人1名の計28名が合格を果たしています。これは関東主要国公立大学合格者全体の約80%を占める圧倒的な数字です。
次いで、東京学芸大学に現役3名、東京農工大学に現役2名の合格者を出しており、これらの大学への進学にも一定の強みを持っていることがわかります。
また、東京外国語大学には浪人生1名が合格しています。横浜市立大学にも現役1名、浪人2名の合格者がいます。
一方で、茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、東京藝術大学、電気通信大学、東京医科歯科大学、東京海洋大学などの大学には合格者が出ていません。
全体としては、現役33名、浪人2名の計35名が関東主要国公立大学に合格しています。この結果から、都立町田高校は特に東京都立大学への進学に強みを持つ一方で、他の国公立大学への合格者数は比較的少ないという特徴が浮かび上がります。
今後の課題としては、東京都立大学以外の国公立大学への合格者数を増やし、進学先の多様化を図ることが考えられます。また、現役合格率の高さは評価できますが、一部の大学では浪人生の合格も見られるため、現役での合格率をさらに上げる取り組みも必要かもしれません。
都立町田高校の関東主要国公立大学の現役合格者数と現役生に占める大学別人数比の推移


※2020年度はデータが見つけられなかったため、0%としています。
都立町田高校の関東主要国公立大学への現役合格者数の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって調査しました。2020年のデータは欠落しているため、実質的な分析は2021年からとなります。
- 2021年は大きな飛躍を見せ、39名の現役合格者を出しました。特に東京都立大学への合格者が20名と突出しており、全体の約51%を占めています。
- 2022年は若干の減少が見られ、合格者数は34名となりましたが、依然として高い水準を維持しています。東京都立大学への合格者は25名と増加し、全体の約74%を占めるようになりました。
- 2023年は再び増加傾向を示し、37名の合格者を出しています。東京都立大学への合格者は29名とさらに増加し、約78%を占めるに至りました。
- 2024年は33名の合格者となり、やや減少しましたが、東京都立大学への合格者は27名と高い水準を保っています。全体の約82%を東京都立大学合格者が占めており、同大学への進学に特化した傾向がさらに強まっています。現役合格率は10.4%でした。
全体的な傾向として、 東京都立大学への合格者数が圧倒的に多く、年々その割合が増加しています。他の大学への合格者数は比較的少なく、年によってばらつきがありますが、関東主要国公立大学には例年現役生の10%前後が合格しており、安定した進学実績を示していることがわかります。
この結果から、都立町田高校は特に東京都立大学への進学に強みを持っており、その傾向が年々強まっていることがわかります。一方で、他の国公立大学への進学実績の多様化や、さらなる合格者数の増加が今後の課題となる可能性があります。
都立町田高校の現役生に占める国公立大学群別合格人数比


※2020年度はデータが見つけられなかったため、0%としています。
都立町田高校の現役生における国公立大学群別の合格人数比率を2020年から2024年までの5年間にわたってまとめました。※2020年のデータは欠落しているため、実質的な分析は2021年から始まります。
2021年から2024年にかけての主な傾向は以下の通りです:
- 国公立大学全体の合格率:2021年の19.3%をピークに、その後若干の減少傾向が見られますが、16%台を維持しています。2024年は16.4%でした。
- 東京一工(東京大学、東京工業大学):2021年は0%でしたが、2022年以降徐々に増加し、2024年には1.6%まで上昇しています。
- 旧帝大(東京大学、京都大学を除く):2021年から2024年まで0%か0.3%程度で推移しており、合格者はほとんど出ていません。
- TOCKY(東京外国語大学、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学、神戸大学):2021年の1.3%から2022年に2.9%まで上昇しましたが、その後減少し、2024年は0.3%となっています。
- 関東国公立(医療系を除く):最も高い合格率を示しており、2021年の12.5%から2023年には11.9%まで若干減少しましたが、2024年には10.4%となっています。
- 地方国公立(医学部を除く):2021年の4.5%から2024年の3.5%まで、若干の変動はあるものの、比較的安定した合格率を維持しています。
グラフと表から見て取れる特徴として、関東国公立大学(医療系を除く)への合格率が最も高く、都立町田高校の進学実績の中核を成していることがわかります。一方で、東京一工や旧帝大、TOCKYなどの難関大学群への合格率は相対的に低く、変動も大きいことが特徴的です。
また、5年間の推移を見ると、国公立大学全体の合格率は若干の減少傾向にあるものの、16%台を維持しており、安定した進学実績を示しています。特に、東京一工への合格率が徐々に上昇している点は注目に値します。
今後の課題としては、関東国公立大学以外の難関大学群への合格率向上や、より多様な大学への進学実績の拡大が考えられます。
【2024年度】都立町田高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
早稲田大学 | 28 | 4 | 32 |
慶應大学 | 9 | 1 | 10 |
上智大学 | 3 | 0 | 3 |
東京理科大学 | 15 | 3 | 18 |
私立大学医学部 | 0 | 0 | 0 |
合計(医学部重複除く) | 55 | 8 | 63 |
2024年度の都立町田高校における最難関私立大学(早慶上理+医学部)の合格実績をいかにまとめました。同校の進学状況について以下のような特徴が見られます:
- 早稲田大学への合格者が最も多く、現役28名、浪人4名の計32名が合格を果たしています。これは全体の約半数を占める非常に高い数字です。
- 次いで、東京理科大学への合格者が多く、現役15名、浪人3名の計18名が合格しています。
- 慶應義塾大学には現役9名、浪人1名の計10名が合格しており、早稲田大学に次ぐ難関私大への進学実績を示しています。
- 上智大学には現役3名が合格しています。
- 私立大学医学部への合格者は今年度はいませんでした。
全体としては、現役55名、浪人8名の計63名が最難関私立大学に合格しています。この結果から、都立町田高校は特に早稲田大学と東京理科大学への進学に強みを持っていることがわかります。
注目すべき点として、現役合格者が全体の87%を占めており、現役での合格率が非常に高いことが挙げられます。これは、同校の進学指導が効果的に機能していることを示唆しています。
一方で、医学部への合格者がいない点は今後の課題となる可能性があります。また、上智大学への合格者数が他の大学と比べて少ないことも、今後の進学指導において考慮すべき点かもしれません。
総じて、都立町田高校は最難関私立大学、特に早稲田大学への進学に強い実績を持つ高校であると言えます。今後は、この強みを維持しつつ、医学部や他の難関大学への合格者数を増やすことで、さらなる進学実績の向上が期待されます。
都立町田高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)の現役合格者数と私立大学延べ合格者数に占める人数比


※2020年度はデータが見つけられなかったため、0%としています。
この表は、都立町田高校の最難関私立大学(早慶上理+医学部)への現役合格者数と私立大学延べ合格者数に占める割合の5年間(2020年~2024年)の推移を示しています。
1. 全体的な傾向:
2021年から2024年にかけて、最難関私立大学への合格者数は着実に増加しています。2021年の26名から2024年には55名まで増加し、4年間で2倍以上になっています。
2. 大学別の推移:
- 早稲田大学: 2021年の13名から2024年には28名へと大幅に増加しています。
- 慶應義塾大学: 5名から9名へと緩やかに増加しています。
- 上智大学: 2023年9名合格を除くと例年2~4名の合格となっています。
- 東京理科大学: 6名から15名へと倍増以上の伸びを示しています。
- 私立大学医学部: 志望者がいない可能性もありますが、合格者は0名でした。
3. 私立大学延べ合格者数に占める割合:
2021年の3.3%から2024年の5.9%まで、着実に上昇しています。これは、最難関私立大学への合格者数が全体的な私立大学合格者数の中で占める割合が増加していることを示しています。
4. 特筆すべき点:
- 早稲田大学と東京理科大学への合格者数が特に顕著に増加しています。
- 慶應義塾大学への合格者数も安定して増加傾向にあります。
- 上智大学への合格者数は比較的少ないですが、徐々に増加しています。
- 医学部への現役合格者出ていないようです。
都立町田高校は、この5年間で最難関私立大学への合格実績を大幅に向上させています。特に早稲田大学と東京理科大学への強い進学実績が目立ちます。全体的な私立大学合格者数に占める最難関大学合格者の割合も上昇しており、進学指導の質の向上が窺えます。
今後の課題としては、医学部への合格や、上智大学など他の難関大学への合格者数のさらなる増加が考えられます。また、この上昇傾向を維持しつつ、さらなる飛躍を目指すことが期待されます。
【2024年度】都立町田高校のGMARCH合格者数
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)合格者数
大学名 | 現役 | 浪人 | 合計 |
---|---|---|---|
学習院大学 | 5 | 1 | 6 |
明治大学 | 78 | 9 | 87 |
青山学院大学 | 45 | 3 | 48 |
立教大学 | 18 | 5 | 23 |
中央大学 | 79 | 13 | 92 |
法政大学 | 74 | 12 | 86 |
合計 | 299 | 43 | 342 |
2024年度の都立町田高校におけるGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)大学への合格実績が発表されました。この結果から、同校の進学状況について以下のような特徴が見られます:
- 合格者数が最も多いのは中央大学で、現役79名、浪人13名の計92名が合格しています。多摩地方にキャンパスがあることから、志望する生徒が多いのかもしれません。
- 次いで明治大学が多く、現役78名、浪人9名の計87名が合格を果たしています。
- 法政大学も健闘しており、現役74名、浪人12名の計86名が合格しています。
- 青山学院大学には現役45名、浪人3名の計48名が合格しています。
- 立教大学への合格者は現役18名、浪人5名の計23名となっています。
- 学習院大学への合格者数は最も少なく、現役5名、浪人1名の計6名でした。
全体としては、現役299名、浪人43名の合計342名がGMARCH大学に合格しています。この結果から、都立町田高校はGMARCH大学、特に中央大学、明治大学、法政大学への進学に強みを持っていることがわかります。
注目すべき点として、現役合格者が全体の約87%を占めており、現役での合格率が非常に高いことが挙げられます。これは、同校の進学指導が効果的に機能していることを示唆しています。
一方で、学習院大学や立教大学への合格者数が他のGMARCH大学と比べて少ない点は、今後の進学指導において考慮すべき課題かもしれません。
総じて、都立町田高校はGMARCH大学への進学に強い実績を持つ高校であると言えます。特に中央大学、明治大学、法政大学への合格者数が多く、これらの大学への進学を希望する生徒にとっては魅力的な選択肢となっていることがうかがえます。今後は、この強みを維持しつつ、合格者数の少ない大学への対策を強化することで、さらなるバランスの取れた進学実績の向上が期待されます。
都立町田高校のGMARCHの現役合格者数と私立大学延べ合格者数に占める人数比の推移


※2020年度はデータが見つけられなかったため、0%としています。
この画像は、都立町田高校のGMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政大学)への現役合格者数の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって示しています。
主な傾向と特徴は以下の通りです:
1. 全体的な傾向:
2020年のデータは欠落していますが、2021年から2024年にかけて、GMARCH合格者数は着実に増加しています。2021年の195名から2024年には299名まで増加し、約53%の伸びを示しています。
2. 大学別の推移:
- 明治大学:2021年の7.4%から2024年には8.3%に増加。合格者数は58名から78名へ増加。
- 青山学院大学:2021年の3.9%から2024年には4.8%へ上昇。合格者数は31名から45名に増加。
- 立教大学:2021年の3.2%から2024年には1.9%へ減少。合格者数も25名から18名に減少。
- 中央大学:2021年の6.6%から2024年には8.4%へ増加。合格者数は52名から79名に大幅増加。
- 法政大学:最も顕著な増加を示し、2021年の2.8%から2024年には7.9%へ急上昇。合格者数も22名から74名へ劇的に増加。
- 学習院大学:比率は低いものの、2021年の0.9%から2024年には0.5%へ。合格者数は7名から5名とやや減少。
3. 私立大学延べ合格者数に占める割合:
GMARCH現役合格者の割合は、2021年の24.7%から2024年の31.9%まで着実に上昇しています。これは、GMARCHへの合格者数が全体的な私立大学合格者数の中で占める割合が増加していることを示しています。
4. 特筆すべき点:
- 中央大学と法政大学への合格者数が特に顕著に増加しています。
- 明治大学への合格者数は安定して多く、トップの座を維持しています。
- 学習院大学への合格者数は少ないものの、徐々に増加傾向にあります。
都立町田高校は、この5年間でGMARCHへの合格実績を大幅に向上させています。特に明治、中央、法政大学への強い進学実績が目立ちます。全体的な私立大学合格者数に占めるGMARCH合格者の割合も上昇しており、進学指導の質の向上が窺えます。
今後の課題としては、立教大学への合格者数の増加や、学習院大学への合格者数のさらなる伸びが考えられます。また、この上昇傾向を維持しつつ、より均衡の取れたGMARCH全体への進学実績の向上が期待されます。
都立町田高校の現役生のその他私立大学群への合格状況(成成明学國武・四工大+東農大・日東駒専)



都立小山台高校の現役生のその他私立大学群への合格状況について、2020年度から2024年度までの5年間の推移を以下にまとめます。
1. 成成明学國武(成蹊大、成城大、明治学院大、國學院大、武蔵大):
2021年度に94名(9.3%)となり。その後、2022年度65名(7.6%)、2023年度64名(6.7%)とやや減少しましたが、2024年度には113名(11.3%)と大幅に増加しています。特に明治学院大学への合格者が多く、2024年度には41名(4.1%)に達しています。
2. 四工大(工学院大、芝浦工業大、東京電機大、東京都市大)+東京農業大:
2021年度に54名(5.4%)、その後若干の変動はあるものの、2024年度には62名(6.2%)と安定した実績を示しています。特に芝浦工業大学への合格者が多く、2024年度には17名(1.7%)となっています。
3. 日東駒専(日本大、東洋大、駒澤大、専修大):
2021年度に163名(16.2%)と高い数字を記録し、その後も安定した合格者数を維持しています。2024年度には143名(14.3%)の合格者を出しており、特に日本大学への合格者が45名(4.5%)、東洋大学が48名(4.8%)と多くなっています。
全体的な傾向として:
1人あたりの私立大学合格数が2024年度3.2と大幅に増加しています。これは、生徒たちがより多くの大学に合格していることを示しており、進学指導の成果が顕著に表れていると言えます。
特筆すべき点として、2021年度以降は安定して実績が向上し、その後も高い水準を維持していることが挙げられます。また、各グループ内でも特定の大学(明治学院大学、芝浦工業大学、日本大学、東洋大学など)に強みを持っていることが分かります。
総じて、都立駒場高校は幅広い私立大学への進学に対応できる指導を行っており、特に中堅私立大学への合格実績が安定していることがわかります。また、年々合格実績が向上している大学もあり、進学指導の効果が着実に表れていると考えられます。今後は、この高い水準を維持しつつ、さらに上位の大学への挑戦を促すことが期待されます。
都立町田高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移


都立町田高校の現役生の延べ合格者に占める私立大学群別合格人数比の推移を2020年から2024年までの5年間にわたって調査しました。
主な特徴と傾向は以下の通りです:
1. 全体的な傾向:
2020年のデータは欠落していますが、2021年から2024年にかけて私立大学への合格者数は増加しています。2021年の789名から2024年には936名まで増加し、約18.6%の伸びを示しています。
2. 大学群別の推移:
- 早稲田/慶應:2021年の2.3%から2024年には4.0%へと増加。合格者数も18名から37名へ倍増以上。
- 上智/東京理科:2021年の1.0%から2024年には1.9%へと増加。合格者数も8名から18名へ倍増以上の成長
- GMARCH:最大の割合を占め、2021年の24.7%から2024年には31.9%へ大幅に増加。合格者数は195名から299名へ。
- 成成明学國武:2021年の7.0%から2024年には11.0%と比率は緩やかに増加。合格者数は55名から103名とほぼ倍に増加。
- 四工大+東農大:2021年の4.2%から2024年には7.7%へ上昇。合格者数は33名から72名へ大幅増加。
- 日東駒専:2021年の16.0%から2024年には17.0%へ微増。合格者数は126名から159名に増加。
- その他:2021年の44.9%から2024年には26.5%へ大幅に減少。合格者数も354名から248名に減少。
3. 特筆すべき点:
- GMARCHへの合格比率が最も高く、年々増加傾向にある。
- 早慶上理といった最難関私立大学への合格比率も着実に上昇している。
- 四工大(芝浦工業・工学院・東京都市・東京電機)+東農大の合格比率が大きく伸びている。
- その他の大学の比率が大幅に減少し、より難関な大学への合格が増えている傾向が見られる。
都立町田高校は、この5年間で私立大学への合格実績を全体的に向上させています。特にGMARCHを中心とした難関私立大学への合格比率が増加しており、進学指導の質の向上が顕著に表れています。また、最難関私立大学である早慶・上智への合格比率も上昇しており、学校全体の学力向上が見られます。
今後の展望としては、この上昇傾向を維持しつつ、さらに最難関私立大学への合格率を高めることが期待されます。また、成成武・日東駒専や産近甲龍などの中堅私立大学への安定した合格実績を維持しながら、全体的なバランスの取れた進学実績の向上を目指すことが重要でしょう。
東京都立大&GMARCHを中心に、大学合格実績を大幅アップさせている町田高校

現役生の延べ合格数に占める大学群別の合格数・人数比をまとめました。ここまでのデータをすべてまとめてみると、都立町田高校の2020年度から2024年度にかけての進学実績に、興味深い傾向が浮かび上がります。
都立町田高校の2020年から2024年にかけての進学実績を総括すると、全体的に着実な向上が見られます。特に注目すべき点は以下の通りです:
- 最難関国公立大学(東京一工)への合格者数が増加傾向にあり、2024年度には5名(0.5%)が合格を果たしています。
- GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政大学)への合格者数が大幅に増加し、2021年の195名(23.0%)から2024年には299名(30.3%)へと伸びています。これは同校の進学指導の成果が最も顕著に表れている部分と言えるでしょう。
- 早慶/上理といった最難関私立大学への合格者数も増加傾向にあり、2024年度には55名(5.5%)が合格しています。
- 成成明学國武(成蹊、成城、明治学院、國學院、武蔵大学)への合格者数も安定して増加し、2024年度には103名(10.4%)となっています。
- 四工大(芝浦工業、工学院、東京都市、東京電機大学)への合格者数も増加傾向にあり、2024年度には72名(7.3%)が合格しています。
- 一方で、その他の私立大学への合格者数は減少傾向にあり、より難関な大学への挑戦が増えていることがうかがえます。
これらの結果から、都立町田高校は過去5年間で、特に難関私立大学への合格実績を大きく伸ばしていることが分かります。GMARCHを中心とした中堅難関私立大学への強い合格実績に加え、最難関国公立大学や早慶上智といったトップ校への合格者も着実に増やしています。
同時に、成成明学國武や日東駒専などの中堅私立大学への安定した合格実績も維持しており、幅広いレベルの生徒に対応した進学指導を行っていることがうかがえます。
今後の課題としては、最難関国公立大学への合格者数をさらに増やすことや、私立大学の中でもより上位校への挑戦を増やすことが考えられます。また、現在の好調な進学実績を維持しつつ、さらなる向上を目指すことが期待されます。
総じて、都立町田高校は着実に進学実績を向上させており、公立高校としての強みを生かしながら、私立難関大学への進学にも力を入れている学校と言えるでしょう。この傾向が今後も続くことで、同校の評価がさらに高まることが予想されます。
<参照元>
ページ内の大学合格実績は各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各都立高校の最新データをご確認ください。
・町田高校公式サイト https://www.metro.ed.jp/machida-h/

