都立雪谷高校の偏差値・倍率は?進学実績・部活・校風もまとめて解説!

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東京都立雪谷高等学校は、大田区久が原に位置する伝統と革新が共存する名門公立高校です。「文武両立」を教育目標に掲げ、創立以来111年にわたって多くの優秀な人材を輩出してきました。本記事では、雪谷高校の魅力を余すところなくお伝えするため、歴史から最新の進学実績、活発な部活動や充実した学校行事まで、徹底的に解説していきます。

目次

都立雪谷高校の入試倍率と偏差値

入学難易度(偏差値)

雪谷高校の偏差値は、各予備校・教育機関によって若干の差がありますが、下記のようになっています。

偏差値データ(2024年度)

  • みんなの高校情報:59(都立34位、東京160位)
  • 市進教育グループ(80%合格基準):54(都立43位)
  • V模擬(60%合格基準):52(都立41位、東京250位)

この偏差値帯は、都立高校の中では中堅上位に位置し、真面目に勉強に取り組む生徒が多く集まる学力層となっています。

入試倍率の推移

過去3年間の入試倍率

スクロールできます
年度校長会調査時推薦応募一般応募一般最終応募受検合格
2025年1.40倍3.02倍1.65倍1.62倍1.45倍1.42倍
2024年1.37倍2.89倍1.67倍1.72倍1.53倍1.52倍
2023年1.51倍4.04倍1.81倍1.81倍1.69倍1.68倍

倍率の特徴と傾向

  1. 推薦入試の高倍率:例年3倍前後で推移し、人気の高さがうかがえます
  2. 一般入試の安定性:1.5倍前後で比較的安定しています
  3. 最終倍率の変動:出願後の変更による変動は少なく、安定した人気を維持
  4. 受検率の高さ:出願者の多くが実際に受検しており、本気度の高い受験生が集まっています

都立雪谷高校の歴史と伝統

雪谷高校の歴史は、1913年(大正2年)4月1日に遡ります。実業学校令により、東京府荏原郡調布村立調布女子実業補習学校として調布尋常高等小学校に併設されたのが始まりです。当初は女子教育に特化した学校として、家政や裁縫などの実業教育を中心に行っていました。

女子教育から男女共学へ

戦前・戦中期には以下のような変遷を経ています。

  • 1926年(大正15年):東京府荏原郡調布村立調布女子公民学校と改称
  • 1935年(昭和10年):甲種実業学校に昇格し、東京市東調布高等家政女学校と改称
  • 1941年(昭和16年):独立校舎に移転(現在地)
  • 1945年(昭和20年)5月24日:戦災により全焼
  • 1946年(昭和21年):東京都立雪谷高等女学校と改称

そして1949年(昭和24年)4月1日、男女共学が実施され、男子40名、女子300名という構成でスタートしました。1950年(昭和25年)1月26日に現在の「東京都立雪谷高等学校」という校名に変更され、新しい時代の幕開けとなりました。

校章と校歌の制定

現在の校章は、1950年に生徒と教職員から広く募集されたもので、雪の結晶をモチーフとしています。原作者は3期生の岡田一利ら複数の生徒で、最終選考では雪の結晶をデザインした作品6点から選ばれました。この校章は、雪谷の「雪」と清らかさを象徴し、今日まで多くの生徒、教職員に愛されています。

校歌は1954年(昭和29年)に制定され、作詞を工藤武富氏、作曲を玉井光廣氏が手がけました。歌詞には「武蔵野の雪澄むはたて」「理想に燃ゆる若人の築く誠にゆるぎなし」といった、雪谷高校の理念が込められています。

現代に続く発展

2003年には硬式野球部が全国高等学校野球選手権大会東東京大会で優勝し、第85回全国高等学校野球選手権大会(甲子園)に出場。PL学園との対戦は、多くの卒業生の記憶に刻まれています。2013年には創立100周年を迎え、盛大な記念式典が挙行されました。

近年では、東京都教育委員会からの各種指定を受け、教育の質向上に取り組んでいます。

  • 2020年:Society5.0に向けた学習方法研究校(令和2・3・4年度)
  • 2021年:スポーツ特別強化校(令和3・4・5年度 硬式野球部・陸上競技部)
  • 2021年:情報教育研究校(令和3・4年度)

都立雪谷高校の立地と最寄り駅、周辺環境

住所東京都大田区久が原1丁目14番1号
アクセス東急池上線「御嶽山(おんたけさん)駅」より徒歩8分
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